企画展「三島文学とその映画―『美しい星』と三島由紀夫映画作品―」
三島由紀夫唯一のSF小説『美しい星』が2017(平成29)年に映画化されました。ある家族が、自分たちは宇宙人だと目覚めてしまう話です。
この『美しい星』をはじめ、三島にはたくさんの映画化された小説・戯曲があります。それだけではなく、三島が原作・脚本・監督・主演を担った映画『憂国』、俳優として出演した映画、あるいは三島の人生と芸術を描いた映画でもあります。
文学館で上映している『世界の文豪三島由紀夫』も映画『炎上』や映画『春の雪』を制作した映画プロデューサー藤井浩明氏が、心血を注いで撮った作品です。
一本の映画を鑑賞すること、一編の小説を味読すること、それは長く残る人生の宝ものを愛でる場とも言えましょう。いくつかの宝ものを当時の記憶とともに引き出すか、あるいはここを新たな宝探しのきっかけとするか――。
本展では、貴重な資料や希少な品々によって展観します。
どうぞ、人生を豊かにする三島文学と映画の展示をお楽しみください。
編集委員 佐藤 秀明
会期:2017(平成29)年5月10日(水)~2018(平成30)年5月13日(日)
会場:徳富蘇峰館・企画展示室
主催:山中湖文学の森・三島由紀夫文学館、山中湖村教育委員会
主催:山中湖文学の森・三島由紀夫文学館、山中湖村教育委員会