特集展「推しの演劇~新世紀の三島演劇」
いまを活躍する演劇人たちは何を思うか――。
ファンが"推し"を応援し、その良さを布教していく"推し活"文化が老若男女を問わず、さまざまな世代に根付いてきました。そんな社会現象を背景に、"三島推し"の方は世界各国に存在し、死してもなおさまざまなかたちで、三島を推し続けてくれています。"推し活"のひとつとして、劇場へ足を運び、演劇を通して作品を楽しんでいる方も多くいらっしゃることと思います。
ファンが"推し"を応援し、その良さを布教していく"推し活"文化が老若男女を問わず、さまざまな世代に根付いてきました。そんな社会現象を背景に、"三島推し"の方は世界各国に存在し、死してもなおさまざまなかたちで、三島を推し続けてくれています。"推し活"のひとつとして、劇場へ足を運び、演劇を通して作品を楽しんでいる方も多くいらっしゃることと思います。
ハードルが高いとされている三島作品も、演劇というメディアを通して文字ではなく、"視覚的、聴覚的に体感する"ことでその魅力や世界観を感じることができます。三島演劇から、"三島推し"になった方も多いのではないでしょうか。小説家として有名な三島ですが、82作品(修辞、潤色、翻訳を含む)もの優れた戯曲を残しています。それは現在においても国内外を問わずたびたび上演され、その人気は衰えることはありません。1994年には、演劇評論家を対象としたアンケートで、戦後演劇における"最も優れた作品"として「サド侯爵夫人」が選ばれたことがあります。三島生前の新劇やアングラ演劇などを経て、往時とは演劇状況が変化した現在、三島演劇はどのように受容され、上演されているのか。小説のアダプテーションまたは、三島自身の生涯を舞台化したものを含め、2000年代以降多様化していく三島演劇の今のありさまを、現在活躍中の演劇人たちによる"推し"の三島演劇と上演の紹介によって捉え直します。
特集展「推しの演劇~新世紀の三島演劇」
会期/2023年7月3日(水)~12月28日(土)
会場/三島由紀夫文学館 展示室内
主催/三島由紀夫文学館、山中湖村教育委員会
特集展「推しの演劇~新世紀の三島演劇」
会期/2023年7月3日(水)~12月28日(土)
会場/三島由紀夫文学館 展示室内
主催/三島由紀夫文学館、山中湖村教育委員会