徳富蘇峰館は三島由紀夫文学館と同じく「山中湖文学の森」内にあり、ともに山中湖村の運営施設です。平成19年4月より三島由紀夫文学館との共通チケットとなり、その結びつきは大変強くなっています。当サイトでは三島由紀夫文学館を訪れる方に、徳富蘇峰館がどんな施設なのかを知っていただくため、徳富蘇峰館を紹介しています。三島由紀夫文学館同様、より多くの方に楽しんでいただければ幸いです。また、徳富蘇峰館に関するイベント情報もあわせて発信してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
※ お知らせ等については、三島由紀夫文学館トップページをご覧ください。→三島由紀夫文学館トップページへ
「徳富蘇峰館」は、明治から昭和にかけて活躍したジャーナリスト・歴史家・思想家である徳富蘇峰(とくとみそほう・1863~1957)の業績を顕彰(けんしょう)・普及させる目的で、1998年(平成10)7月25日にオープンしました。
蘇峰の直筆原稿、掛軸、扁額、書簡、絵画、愛用品、肖像写真、著書、研究書、関連雑誌等の資料を所蔵し、約150点の資料を展示しています。また、映像や検索用パソコンによる蘇峰の紹介も行っております。
展示室はそれぞれ「蘇峰と山中湖」「蘇峰の生涯」「蘇峰四人の師」「蘇峰の多彩な交友」のコーナーにわかれています。
山中湖の自然をこよなく愛した蘇峰の別荘「双宜荘(そうぎそう)」での生活や双宜荘の書斎を再現しています。蘇峰は1932年(昭和7)から1945年(昭和20)まで毎夏、山中湖畔旭日丘の双宜荘に滞在し、ライフ・ワークの『近世日本国民史』を執筆しながら、富士山、山野草、野鳥を愛(め)でたナチュラリストでした。また、「旭日丘」(地名)や「報湖祭」の命名や子供の名付け親になるなど、村民との交流も深めました。
蘇峰の業績やその家族、国民新聞について紹介しています。
蘇峰の4人の恩師である徳富淇水(とくとみきすい・蘇峰の父)、新島襄(にいじまじょう)、勝海舟(かつかいしゅう)、横井小楠(よこいしょうなん)の直筆資料を展示しています。
伊藤博文、松方正義、与謝野晶子、志賀潔、大隈重信、中林梧竹(なかばやしごちく)、吉屋信子、桂太郎、平福百穂(ひらふくひゃくすい)など、蘇峰の幅広い交友を紹介しています。また、同コーナーで弟・徳富蘆花(とくとみろか)の資料を展示しています。
※ 現在、三島由紀夫『映画・演劇資料収蔵展』、『戦時下の三島由紀夫』展を開催中のため、「蘇峰の多彩な交友」コーナーの資料は展示されていません。
※ 徳富蘆花のコーナーを「蘇峰の生涯」コーナーに新設しました。
当館では「徳富蘇峰~近代日本の旗手~」(上映時間15分)をご鑑賞できます。蘇峰の95年の生涯をわかりやすくまとめた映像で、随時上映しています。ご鑑賞の際は、お気軽に受付へお申し込みください。
当館のチケットは三島由紀夫文学館との共通チケットになります。(このチケットで両館とも入館できます。)
徳富蘇峰館
〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野506-296
TEL 0555-20-2633 FAX 0555-20-2656(三島由紀夫文学館)